2006/06/25(日) テンション
 きょうは福井県で第九。日帰りだ。オケからバスがチャーターされ、それに乗って現場のホールまで行き、ゲネ本やってまたすぐバスで帰ってくる。観光したい人は各自のクルマで行くのだろうけど、ぼくはバス組。
 本番はオケのテンションも高く、力のこもった熱演。第九といえばみんな何度も経験した曲。それでも、リハ→ゲネ→本番と、音楽のテンションが上がっていく。どんな曲をやってもそういう部分はあるのだろうけれど、第九は特に本番ハイテンションになりやすい曲のような気がする。
 第九を書いたときすでに、ベートーベンの耳は聞こえなくなっていたとされるが、音楽家が聴力を失った絶望的状況の中から、あんな歓喜と希望と光に満ちた音楽が生まれたということがすごい。
 アンコールの“ふるさと”は以前に編曲させていただいたものだが、作曲の岡野貞一氏は同郷の鳥取県出身。名曲。
 さて、バスはガイドさん付き。研修生のかわいいガイドさんで、写真を撮らせてもらおうかと思ったけれど、そんなことをしたらきっとオケ内ポイントが下がるので、やめておきました^^;。