2006/06/18(日) エネルギーの無駄使い
 ぼくも五線紙に音符を書いていた頃は、編曲の仕事が込んでくるとよく腱鞘炎に近い状態になったりした。今や作曲家の9割以上がおそらくコンピューターで楽譜を作っているだろう(先日もそうだったが…)けど、中には、腱鞘炎でやむなくコンピューターに乗り換えたという有名作曲家の方もみえる。
 ところが、考えられないことだが、どうもコンピューターのキーボードも腱鞘炎の原因になったりするらしいのだ。不思議でしょうがないのだが…。こんなもの、どんなに打っても腱鞘炎になんかなりそうにない。
 そういえば、すごい音をたててキーを打つ人、世の中にいるよねぇ…。エネルギーの無駄使い。。キーボードのキーなんて、ほんのちょっとのストロークで動くのにねぇ…。
 トロンボーンのスライドだってそう。渾身の力を込めて必死にスライドを動かす子ども(小、中、高校生)、いるよねぇ。その結果、アクセントつきまくりのスラー切れまくりの音ハズレまくり。
 アウタースライドだけを持ってみるとわかるが、たったあれだけの重さしかないのだ。しかも、楽器の重量を支えているのは左手。つまり、スライドは無重力の中に浮いていると思っていいのだ。それを、たかだかせいぜい10センチから数10センチ動かすだけなのに…。
 エネルギーは節約しましょう。