2006/05/30(火) 大地讃頌(2)
そんなクラシックの楽曲からメロディーだけを取り出して、耳当たりよく細工して売る。よく行われていることだが、人によっては怒るんだろうなぁ…。原曲の精神はやっぱり尊重しなければならない。
ぼくは“編曲許諾”というものを、たった一度しか取ったことがない。というか、世の中のほとんどの人は、面倒な許諾手続きなんか取らずに書いているだろう。さんざん書いているのに、である。大地讃頌はぼくも書いたけど…。この曲は音楽鑑賞教室の定番なので、世の中の音教オケの数だけ(ほとんど無数に)アレンジが存在するだろう。いいの? 佐藤さん。
たった一度だけ許諾を取ったのは、その曲がアンコンの自由曲に使う編曲だったからだ。依頼主は許諾手続きなんかしないだろうし、許諾なしで自由曲に使ったら失格だからだ。まぁぼくは基本的に、誰かの依頼で書くのだから、許諾手続きくらい依頼主が責任取ってやってよね、というスタンス。ぼくに(というか誰にでも)“編曲”を依頼される時は気をつけてくださいね。各位さま。