2006/01/14(土) 脳内汚染
 毎日新聞で読んだ書籍紹介。岡田尊司著“脳内汚染”(文藝春秋)。この本をぼくはまだ読んでいない。読んでいないのにここで紹介するのもどうかと思うけれど、この書籍の内容がちょっと考えさせられるモノなのだ。
 曰く、『日本が今直面している社会現象、キレやすい子ども、不登校、学級崩壊、引きこもり、家庭内暴力、突発的殺人、動物虐待、そのほか、反社会的な、ネガティブな現象を作りだした犯人をかなりの精度で突き止めた…(一部省略引用)』とある。つまり、その元凶こそ、コンピューターゲームとインターネット、特に“ネットゲーム”だというのだ。
 昔からあるマンガやテレビ、映画や小説は受動的で、現実と架空の世界を簡単に取り違えることはなかったが、ゲームはその敷居をいとも簡単に越えさせてしまった。さらにもっとも恐ろしいのは、ゲームをしていると、脳に対して麻薬と同じような効果がもたらされることだ、とある。
 だいたいぼくらが子どもの頃って、友だちと自転車で走り回ったり、鬼ごっこやかくれんぼをしたり、さらに、たとえアウトドアではなくても、友だちと直接顔をつきあわせて遊んだものだ。ところが今の子どもたちは、遊ぶといってもパソコンやテレビゲームの画面、携帯など機械が相手だ。これって、異常なことなんじゃないの!? と思っていたところに、この記事である。
 昨今流行のゲームって、ロールプレイングや、ネットの中で戦ったり武器を手に入れたりするやつでしょ…。それから疑似恋愛や、あとはなにがあるんだろう…。正直、なにが面白いんだろう…、と思う。所詮機械は機械。でも、もしやったらハマるのかなぁ…(汗)。
 ぼくもわりとコンピューター漬けではあるから、ちょっとドキッとした記事ではあった。買って読んでみようっと。。。