2006/05/03(水) 吹奏楽指導って(1)
吹奏楽の指導に関連して、最近あるところで目にしたこと…『指揮者は10個の言葉だけで用は足りる』曰く、“高い!”“低い!”“大きい!”“小さい!”“早い!”“遅い!”“長い!”“短い!”“聞いて!”“合わせて!”の、10個なのだと。。間違っているとは言わないけれど、ぼくならこんな指揮者は嫌だね。
以前にも書いたかもしれないけれど、ずいぶん昔にぼくもある学校の顧問の先生から同じようなことを言われたことがある。その時は、音を並べて体裁を整えることしかしようとしていなかった子どもたちに『音楽しようよ!』と伝えたくて、あれこれ合奏でわかりにくいことを言ったぼくに対してあとで先生が言われたのだが、思い返せばぼくも青かったなぁ、と思う。音楽や表現も、もっとわかりやすく伝えないとね。「景色が」とか、「色が」なんて話だけじゃあ伝わらない。
それにしても、どうして吹奏楽指導というと、“合わせる”や“そろえる”だけなのだろう…。もちろん、それも大切だし必要なことだと思うけれど、それだけで終わっていたら、それはもう音楽じゃあない。コンクールで好成績を残す団体は、ちゃんと音楽をしているよ。