2006/05/02(火) 要らないもの?
 文化予算削減や、自治体財政難の影響などで、東京では都響(東京都交響楽団)が有期雇用制になったと思ったら、大阪では「在阪の4つのプロオケを合併して1つにしては?」などととんでもないことを言い出した人がいる。関西経済連会長。1つにしてどうしようというのだろう…
 少し前に東京でも東フィルと新星日響が合併した。でもここは縮小したのではなく、合併した分、大所帯になって、同時にいくつかの公演を並行してこなすようになっている。
 だいたい、オーケストラの経営というのはF1チームと一緒で黒字にはならないもの。でも、じゃあ赤字だからなくしましょうというものではないのだ。どこぞの消防音楽隊(中部地方ではないです)の廃止話が出たときに「音楽では火は消せない」と言った偉いさんがいたそうだが、アホか! 音楽だってF1と同じで、たくさんの人に感動を与え、人の心を豊かにしているのです。だから、文化予算を増やして著作権保護を推進しましょう→偉い人
 それよりも、世の中にはもっとほかに要らないものがあるのではないの?