2005/04/10(日) 春の心は
 今年の桜も、そろそろ満開。昨日、瑞浪からの帰り、土岐川沿いを走る“名古屋多治見線”という道路を通ってきたのだが、ここの川沿いも、山間の桜がきれい。撮ってくればよかった…。
 桜というのは、なぜあんなに短い期間しか咲かないのだろうか…。『世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし』。桜というのは咲いたと思ったらすぐに散ってしまう。見ごろを逃してしまわぬか気になってしかたがないという気持ちを詠んだ、在原業平(ありわらのなりひら)の有名な歌。
 ぼくのかよった高校の入り口には桜並木があった。1年の時の最初の古文の授業で、この歌を先生が教えてくれた。これには替え歌があって、先生はそれも教えてくれた。『世の中に 絶えて女(男)の なかりせば 男(女)の心 のどけからまし』…。