2005/04/06(水) 難しく考えず…
トロンボーンを始めた高校1年の頃、コンクールも終わった夏休みのある日、楽譜庫から楽譜を出してきて、何人かで合わせて遊んでいた。が、もちろんそんな初見なんてできるわけもない。ところがその時、夏休みで帰省してみえた音大生の先輩、さらっと吹いちゃった。「そうか、音大ってところに行けばこんなふうになれるんだ…」そう思った。
「楽譜がさらっと読めて、すごいですね…」今、ぼくも時々そんなことを言われる。でも、楽譜が読めるなどということは、実はそんなにたいしたことではないし、ちょっと訓練すれば誰にでもできること。それに、楽譜がさらっと読めなくたって、いい演奏をする人だっている。
実はぼくは小学生の頃、音楽の授業、リコーダーのテストで全然吹けず、いっつも放課後最後まで居残りさせられた(だから吹奏楽部に入っても木管楽器は選ばなかった)。歌も歌えず、合唱はいっつも口パクだった…。この前、某所でその話をしたら、たいそう驚かれたが、実は小学生の頃のぼくは“音楽大嫌い少年”だったのだよ^^;。
だからね、なにしろ難しく考えず、もっともっとたくさんの人たちに、気軽に音楽に親しんでほしいと思う。