2005/03/30(水) 中学生
きょうは中学生に教えに行ってきた。
高校生よりも中学生、中学生よりも小学生、なにしろ小さい子ほどその傾向が強くなるみたいなのだけど、トロンボーン(に限らずほかの管楽器でも)を吹く時、無理矢理に息を押し込んで、力が入ってしまっている場合が多い。やっぱり“がんばって”鳴らさなきゃ、って思いすぎてしまうのかもしれない…。
息をたっぷり使うことと、息を無理矢理押し込むことは違う。無理に押し込もうとすると上体に力が入り、息はかえって自然に流れないから力はむだになる。息のスピードも、特に中低音域で、出そうとしている音に対して速すぎるから楽器は反応しなくなる。
がんばらないで、もっとやさしく息を流して、自然に反応したところから響かせていくというやり方が大事だと思う。いろいろな問題の多くが、“息の流れ”ということに帰着する。やっぱり呼吸は大事。
とはいえきょうの子たちも、レッスンを通して音がどんどん変わっていく。飲み込みが早いなぁ…。