2005/03/22(火) 久々に書きます。。
去年お札が新しくなって、肖像に描かれている人物も、一部新しくなった。千円札の野口英世、五千円札の樋口一葉。
野口英世は黄熱病の研究に生涯を捧げた人。でも、自らも黄熱病に冒され、その最期に残した言葉は「私にはわからない」だった。
樋口一葉は小説家を志すが、24歳で亡くなる不遇の人生。
2人とも、幸せな人生ではなかったであろう。でも、後世に名を残した。
作曲家でもラフマニノフなどは、生前には酷評されたりもした。死ぬときに、「私はピアニストとしても指揮者としても作曲家としても成功しなかった」と言った。しかし、彼の残した名曲は今でも数多く演奏されている。
困難にあっても志を貫き、その困難が後に美談になるのは、結果として大成すればこそだろう。その道がどんなにけわしくても、道が見いだせなくなることの辛さにくらべたら、ずっとましなのかもしれない…。