2005/01/06(木) 評価するということ
昨日の話を書いていて、もうひとつ思ったこと…。指導の現場、特に初心者だと、みんなが等しく吹けるようになるということはまずない。すぐに器用に吹く子もいれば、なかなか音が出ない子もいる。でも、それが個性。作文がうまい子もいれば、走るのが速い子もいる。
ただ、その時点での“優劣”というものが表されることがある。また、それを不自然に覆い隠そうとする向きもあるようだ。が、隠すことなんてない。受け止めればいい。現時点で人より劣っているから“ダメ”、ではないし、その逆でもない。
人が10やってできた同じことを、20やらなければできない子は、その過程でその差10の分、多くのことを学び取るだろう。器用にこなす優等生が永く楽器を続けて大成するとは限らないし、その逆もある。
それからもうひとつべつの話…。うまくいったときに『今のは良かった』と伝えるべきか否か…。やっぱり伝えるべきなんだよね…。でも、言われた子が『一体どこが良かったんだろう、でも、先生がいいって言ってるからいいか…』なんて思っていたら…。
やっぱり耳とイメージを育てることが大事なのだよね。。