2005/02/11(金) アルトトロンボーン
きょうは本番であった。出番は曲のまん中あたりだから、終演を待たず、帰宅の途につける。青ひげを演るのはもちろん初めてだが、アルトのあんな使い方もあるのな…。なるほど、という感じがしないでもない。
短絡的な言い方をすれば、トランペットとトロンボーンの中間的な音が、アルトの音色。古典的な曲だと第2倍音はほとんど使わないのだけれど、そのあたりの音も出てくる。バルトーク時代のアルトは、もちろんEs管しかないはず。そういう楽器の特性をバルトークが熟知してあれを書いたのかどうかは知らないけどね。
面倒だったからスライドになんにも付けずに吹いていたのだけれど、何箇所か出てくる7ポジションがあまりにも不自由だったので、本番前にスライドオイルを借していただいてメンテ。心なしか気密性にも違いが出る気がする。