2005/12/11(日) 愚痴
やっと編曲の仕事が一段落したので、来年の某公募に応募しようと思っている楽譜を少しずつ書いているけれど、なんだかくだらない曲に思えてきた。
楽譜が書ける、舞台図が書ける、文章が書ける、コンピューターが使える…、いろんなことができるということは、どちらかというとあまりいいことではない。ただの便利なやつだ。
以前、1年間かけて演奏会を創ったことがある。汗だくになって地下鉄で印刷物を運び、広告取りに回り、メンバー40人以上に毎度練習の連絡をし、電話でメンバーの愚痴を聞き…。いい演奏会だったかもしれないけれど、ここまでボロボロになって一体何やってんだろ…。
地元を回る演奏旅行のステージを打ったときもそう。雪の中、月に何度もクルマで田舎を往復し、営業に回り、会場に何度も打ち合わせの電話をして…。一体何だったんだろう…。
ある公演の舞台監督をやったときもそう。運営に回ったときもそう。仕事のステマネを買って出たときもそう。一生懸命やればやるほど空回りばかり。まったくろくなことがない。なんだかムダな気がする。このホームページもそうかも…。
もしかしたら、人の人生、9割くらいはムダなことなのかもしれないと思う。