2005/10/01(土) 全国大会直前!ホール練習見学記(2)
 コンクール2日前のホール練習といえば、“最終調整”とか“最後の仕上げ”とか、まとめに入ろうとするのが普通だろう。しかしこの学校にはそういうものはないらしい。それは、あとでまた書くが、“いつも自然体”“普段どおり”が染み付いているからなのだろうと感じた。そのことが演奏からもわかる。
 さて、昼休みもそこそこに、2時には午後の練習がはじまる。まだまだ続く自由曲の合奏。それから3時間ほど合奏が続いたであろうか、やっと短い休憩。休憩後は少しだけ個人練習の時間が設けられた。どんなふうに練習しているのか、観察して回った。
 みんなただ淡々と、黙々と練習している。何を練習するのか、どう練習するのか、ちゃんとわきまえている。なんでも昨日(29日)はホテルに帰って午前0時過ぎまでミーティング(おもに曲の表現について、とのこと)だったそうなのに、疲れもあまり見せない。さらに、パートで寄り合ってハーモニーなどを合わせる子たちなどもいる。少し離れて見ていても、みんな「こんにちは」と、すがすがしいあいさつをくれる。中には「丸谷先生をお探しですか?」と気をきかせて訊ねてくれる子もいたりする。