2005/09/15(木) 検証記事
 今回の衆議院議員選挙関連で捏造記事が発覚した、某新聞。きょうの朝刊に、その検証記事が3面にわたって掲載されていた。読み入った。
 毎日あれだけの紙面を埋める記者たち。取材に走る人、記事を書く人、指示を出す人…。何人もの人の手を経て、記事ができていく。現場で話を聞く人と、実際に記事を書く人が別だったりもする。
 新聞といえど、記事によってはただ事実を伝えるだけではない、何らかの視点、論点がある。どんな記事でもそうだろう。どんな視点で記事にするのか、何を軸に伝えるのか、その意図が、取材された対象と記者で全然違ったりもする。
 さらに新聞はスピード勝負。忙しい仕事の中で、上司に「知事は何か言ってた?」と訊かれて、つい適当にその場を取り繕うようなことを言ってしまった記者の気持ちも、なんとなく分からなくもないなぁ。「話、聞けませんでした」って言うのが煩わしかったんだよねきっと。そこから、でっちあげのメモが造られて、そしてそのメモから記事が書かれ…