2005/08/09(火) コンクールを聴いて思うこと(2)
 ところが、その“音のイメージ作り”を十分にしていない団体の演奏は、ただ音が並んでいるだけになってしまう。決してそれ以上にはならない。一人一人技量は持っているのに、それが生かせない演奏。
 一つ一つの音のイメージ、フレーズのイメージ、音楽のイメージ…。それがしっかりと一人一人の中に入っている演奏、それが、ほんとうの意味での“心のこもった”演奏、聴く人を感動させる演奏につながる。それは簡単なことではないのです。大変なことなのです。
 以前書いた気もするけれど、だから、ただのお題目のように、逃げ言葉のように聞こえてしまう「心を込めて」が、世の中には多いと思ってしまうのです。
 イメージのないところにいい音はない。たとえばイメージを持たず、ただ“まっすぐ伸ばそう”としか考えずにロングトーンしたって、いい音は生まれてこないのです。
 では、その“音のイメージ”をみんなで作り上げる指導って…。それはぼくもこれからもっともっと勉強していかなければいけない部分だと思っています。