2005/07/24(日) クラリネット
演奏の仕事でもそうだが、ブラスの指導や編曲などをやると、いろいろな楽器にかかわる(編曲の場合は楽譜の上で)ことになる。
このごろブラスの指導をしていて感じたこと…、クラリネットって、意外と運指がややこしい楽器なのね…。管弦楽法の本などには、「大抵のことは自由自在…」みたいに書いてあるので、もっと簡単なものだと思っていた。
さらに、その広い音域の中で、“スロートノート”といって、ちょっと響きにくい箇所がある。バンドを指導していて、クラがその音域にかかったりすると、たちまち沈んだりピッチがぶら下がったり…。そういうことを知ってからは、譜面を書くときもできればそこを避けて、などと思ったり…。
でも、一緒に仕事をするクラリネット吹きたちは、もちろんそんなことはまったく感じさせない。うん、この人たちのクラリネットには、きっとスロートノートなんてないんだ…