2005/06/12(日) アンブシュア
 携帯がカメラ付きになったので、時々自分のアンブシュアを撮ったりして研究(なんてほどのモノでもないけど)してみたり…。リムチェンジのマウスピースのリムだけを使って、リムの中で実際に振動しているくちびるを撮ったりもした。が、実際に楽器で音を出している時のアンブシュアと、リムだけでバズィングしているときのアンブシュアって、見比べてみるとやっぱり違うんだよねぇ…。まあ当たり前。
 楽器を鳴らしている時は楽器の抵抗があるからね。マウスピースやリムだけだと、その抵抗がない。でも、この“抵抗”っていうのはいわゆる“空気抵抗”ではないんだよね。だからマウスピースだけでバズィングする時に、楽器で吹いている時の状態に近づけようとシャンクの先を少し塞いでみても、あまり意味がないと思う。抵抗っていうのは、管の抵抗。共鳴することによる抵抗と言ってもいいんじゃないかな。
 まあでも当然だけど、やっぱりアンブシュアはある意味“結果”。たとえば、チューナーで音を合わせても耳を育てることにはならないのとおんなじで、アンブシュアの形を整えることしか考えていなかったら、いい音や自然な奏法には辿り着けないだろう。