2005/06/10(金) 空気
 ブラスの指導に行くと、学校によってほんとうに雰囲気がいろいろで、また同じ学校でも年毎にさまざまな色に変化する。
 何年か前、顧問の先生が留守にされるということで、コンクール前、ある学校の夏休みの部活を数日間任されたことがある。パート練習に回り、合奏を振り…。
 ほんとうにあたたかい空気と響きのバンドで、こっちも振れば振るほど元気になってくる。子どもたちも、きらきらした目でこっちを見ている。合奏していて気が付くと、いつの間にか3時間とか4時間とか立っているのだけれど、全然疲れないのだ。ぼくの指導だって今より未熟だったろうに…。
 県大会は仕事で行けなかったのだけれど、夜、顧問の先生から「県代表になりました」と電話。そう聞いて、“あぁ、やっぱりね”と。。
 技術や表現だけじゃない。理屈では言えない、バンドの雰囲気や空気って、やっぱり大事なんだなぁ、と、その時に実感した。それは確実に音に表れる。