2005/05/28(土) 耳栓
 今月号“パイパーズ”のインタビューで、佼成の萩谷さんが、合奏での耳栓の効用について言っておられるが、ぼくもライブハウスでビッグバンドをやる時などは、ときどき耳栓をして吹いていた。
 ぼくは2番だったのだが、ビッグバンドで2番トロンボーンはドラムの隣。で、すぐ後ろはトランペット。狭いライブハウスでその状況だと、はっきり言ってシンバルとトランペットしか聞こえない。自分の音や隣や前の音はほとんど聞こえない。でも耳栓をすると、自分の音もまわりの音も静かにバランス良く聞こえるのだ。
 ほんとうは、自分のベルから出ているであろう音を(聞こえなくても)想像して、バランスを取る…、んなことできるかよ!(−_−メ)。どうしてもオーバーブローになる。楽器のチューニング管に付けるアクリルの遮音板を造ったりもしたけれど、それはなぜかラッパの連中に不評(-_-)。
 たしかに吹奏楽でも時には音が聞き取りにくい状況はあるなぁ。音が多いし重ねが多いから。だから、いい意味で人任せにして楽に吹くことも必要。
 耳栓にも(スタジオなどで使うモニターヘッドホンもそうらしいが)両耳派と片耳派といる。ぼくは両耳派。