2004/01/09(金) コラボレーション
このごろたまに耳にする単語“コラボレーション”。英和辞典で引くと、「共同」「協力」「共作」とある。音楽の世界でも、異種ジャンルとの共演、音楽以外の、光、映像、他の文化行為との共演など、いろいろある。
その手のモノのなかには、ただ物珍しいだけでちっとも面白くないものもあれば、逆にすごく新鮮で面白いモノもある。たしかに、旧態依然としたモノばかりやっていても発展がないとも思うけれど、そういう半ば実験的な“コラボレーション”の成否は、いったいどこで決まるのであろう…。
“面白い”と思う基準も、人によってさまざまであろうし、その質、次元もまた、いろいろであろう。「面白ければそれでいい」という考え方も、ある意味どうかとも思うし、ましてや、ただ珍しいことをやっただけではあまり意味がない。
成否のポイントのひとつは、「共作」するそれぞれの“完成度”にかかっているのだと思う。高次元に完成された2つのモノが出会えば、それだけでもそこになにかすごいエネルギーが生まれるのだと思う。