2004/12/25(土) 金管楽器の威力
 きょうは、この前まで書いていたオーケストラアレンジのリハーサル日。楽譜を届け、音を聴く。自分が吹かないオーケストラのリハーサル。アレンジャーとして参加することってそうないから、ちょっと違和感。なにがって、楽器を持たず会場へ行くことがね。でも、なんとなくある意味いい気分。。
 だけど、自分の書いたものが音になっていくのって、なんだかみんなの前で試験の結果を発表されているみたいで居心地悪い。間違いが見つかるといや〜な気分になるし。
 それにしても、オーケストラの外からオーケストラのリハーサルを聴くと、自分が思っている以上に金管楽器の威力って絶大。フルオーケストラの中で、トランペットとトロンボーン合わせてたった5人が音を出しているだけなのに、それ以外の全オーケストラの音量をいとも簡単に圧倒してしまう(除く打楽器)。
 20世紀に入ってホールがどんどん大きくなると、響きと音量の豊かさを求めて金管楽器は大きく変化していった。弦楽器や木管楽器をおきざりにして金管楽器だけが変わってしまった結果、現代のオーケストラのセクション間の音量は、ずいぶんアンバランスなものになってしまったのだよね…。