2004/12/18(土) オーケストラ
 きょうはオーケストラのリハーサル。第九だったのだが、やたらと狭い会場で、金管のひな壇が奥行き3尺(約90cm)しかない。ほとんどファゴット吹きの耳元で吹いている感じ。ひじょうにやりにくい。
 本番の会場は広いのだが、このホール、去年はやたらとライトが明るかった。それはいいのだが、そのせいでステージの暑さときたら尋常じゃない。おかげで去年の第九はオケがとんでもないピッチになった(弦は下がり、管は上がる)。もうあれはオーケストラがまともに演奏できる環境じゃないね。明日は本番。朝、ホールの人に一言釘をさしておこう。
 しかし、金管席(一番後ろの雛壇上)って、オーケストラを観察する特等席だ。いろいろな楽器をうしろから間近で観察できるし、やろうと思えばこっそり楽譜を覗き込むことだってできる(あまりいい行ないではないが)。おまけに休みも多い。たとえば世の中の作曲科の学生たちからみれば、うらやましくてしょうがない環境にいるわけだ。さらに、さまざまな指揮者をさんざん観察できる。考えてみればなんと恵まれた環境だろうか…。