2004/12/11(土) 大阪のスタイル
 どういう話の流れだったのか忘れたが、トロンボーンを大阪の先生に習っていた、という話をしたら、『やっぱり』というような反応が返ってきた。
 今でこそ地域による演奏スタイルの違いは少なくなってきていると思うが、大阪独特のスタイルというようなものがあるらしい… いや、たしかにあると思う。もちろんいいとか悪いとかではなく、“東京の吹き方と違いすぎる”という話まで出たらしい、いわゆる大阪のスタイル。それがどんなものなのか、ぼく自身“なんとなく”としか分からないけれど、でもぼくは、いわゆるそんな“大阪のトロンボーン”が実は大好きである。だから、そんな反応が返ってきたことは正直なんとなくうれしい。もちろんぼくの吹き方などまだまだだが…。
 以前、“Trombone & Trombones”という、大阪中のトロンボーン吹きが集まるコンサートが毎年あった。とっても楽しみで、大阪までよく聴きに行ったものだ。
 地域による演奏スタイルの違い、国によるオーケストラの個性の違い… そんな違いがだんだん少なくなってきていると言われる。さみしいことだと思う。大阪のトロンボーン、いつまでも元気であってほしい。