2004/11/21(日) 魔法のレッスン
今まで、数回だけの方も含めると、じつに10人近い先生にレッスンを受けてきた。
高校の頃通っていた先生は、ロングトーンに始まり各種基礎練習、エチュードに曲と、毎回たっぷり1時間半はあるレッスン。音大受験の準備をしていた高2の秋に八重歯を抜き、直後1オクターブしか吹けなくなってしまった時はほんとうに泣く思いだったけれど、先生はもっと大変であったに違いない。
合理的思考しか信じなかったぼくは、とにかく理詰めで楽器を吹くタイプだったのだが、ある時それが破綻。ほんとうに訳がわからなくなって、そんな時出合った先生からは、考え方や楽器に相対するアプローチを学んだ。おかげで今でもトロンボーンを吹くことが出来ている。
管楽器を吹くために最も大切な要素である呼吸について大きな改革をもたらしてくださった先生、ほんとうにいろいろな方から、ぼくは影響を受けてきた。
受験前と学生の頃に通っていた先生は、ほんとうに行くたびに迷いが解け、もっともっと楽器が吹きたいという気持ちにさせてくれる魔法のようなレッスンだった。
きょうは2人レッスン。ぼくもそんなレッスンを出来るようになりたいものだと思う。