2004/10/31(日) 武闘派(子育て話その2)
うちの親、子どもがよちよち歩きの頃から、ちょっと悪さをすると子どもを押入に閉じこめた。中から自分で開けることを覚えると、今度は蔵に閉じこめた。それも、たぶん障子をちょっとやぶいたとかいう些細な理由で…。
小学生の頃、兄弟ゲンカをして父になぐられ、蔵に閉じこめられたことがある。その時は、有無を言わさず閉じこめた父の横暴に納得がいかず、中にあった斧で(物置のようになっていた)蔵の戸を壊し外に出た。
うちでは兄弟ゲンカをすると、必ず上が罰せられることになっていた。喧嘩の理由、言い分、そんなものはこれっぽっちも訊いてはもらえなかった。
大人というのは、力で押さえつける生きもの。道理とか、真実とか、そんなものには耳を貸さない。そういうものだとその時思った。そんなふうにはなりたくない、とも。と同時に、納得がいかない理不尽に対しては、どんな実力行使をしてでも抵抗する、という姿勢を、ぼくは当時から持っていたんだなぁ、と(^^;。まさに武闘派。
こんなことを書くとうちはとんでもない家庭だったみたいだが、まあ平凡な家でしたよ(^^)。