2004/09/09(木) 流れ
きょうのリハーサルは15分では終わらない(あたりまえ)。きょうはソリスト合わせ。コンチェルトはソリストとオケのテンポやニュアンスなどを合わせるのが大変。その前に、棒に対するタイミングの取り方も、ひとりひとり微妙に違ったりすることもある。そういうのもリハで合わせていく。
微妙にずれると気持ちの中に迷いができたりする。でも、信じて吹けば合う確率もあるが、迷って吹いたら100%合わない。そういうものだと思う。テンポでもハーモニーでも。それに、どんなにこっそり吹いたって、どうせ合わなかったらぜったいにばれるんだから。だからある意味、開き直りも必要。
あと、“タイミングの取り方”なんて書いたけれど、タイミングではなく“流れを合わせる”のが音楽。タイミング合わせ、音符の見た目の縦の線だけ合わせる、みたいな吹き方も振り方も考え方も、ぼくは大嫌い。どんなに形が整った鯛の絵を描いても、それがいきいきと泳いでいるように見えなかったら意味がない。
あっ、決してきょうの合わせがそうだった、ってことではないので、誤解なきように。。