2004/08/24(火) Sing Sing Sing
 一昨日の話題、スライドを落とした話といえば、あいにくぼくはそこに居合わせなかったのだが、金管アンサンブルの本番、『聖者の行進』のソロで、しかも立奏で、スライドをカランカランと落としたのがいたなぁ(^^;。その手の笑える失敗談(自分のも人のも)なら、いくらでも書けそうだ(^^;。
 さて、『Sing Sing Sing』といえばベニーグッドマンだから、主役は当然クラリネット。でも、最初に出てくる管はトロンボーン。バスタムのリズムに乗って、4人のトロンボーン吹きが7ポジションまで駆使したスライドアクションで例のパターンを吹く。もうほとんど主役の気分。吹いていても気持ちがいい。ジャズトロンボーンの中川英二郎クンは、6歳の時にこれを聴いてトロンボーンに目覚めたのだという。そりゃ聴覚的にも視覚的にも、インパクト十分であったろう。
 学校を出てすぐに、ぼくはダンスホールのハコバンド(専属バンド)に入った。そこでの数年間で、何百曲というスタンダードやダンス音楽を吹いた。もちろん『Sing Sing Sing』も。今となってはいい経験だったと思う。