2004/08/17(火) 読書ネタ
 なんだかこのところどこに行ってもオリンピックネタばかりである。オリンピックしかニュースはないのか、という気さえする。そんなに大騒ぎすることなんだろうかねぇ…。と、思ってしまう。
 さて、昨日の続きになるが、江國さんの魅力って、小説の中に出てくる主人公の気持ちや心情が、読んでいるこっちの心にジーンとしみてくるところだと思う。読み入ってしまう。平仮名を大切にした文体も、魅力。ぼくはあまり速くは読めないので、まだ少ししか読んでいないけれど…。
 それから、昔読んでいた片岡義男さんの小説によく出てくるもの…『コーヒーショップ』。喫茶店ではないのだ。どう違うんだろう…。たとえばスターバックスのようなお店なのかな、などと想像する。『ステーションワゴン』。片岡さんの小説の中に出てくると、どんなかっこいい乗り物なんだろう、と思ってしまう。『地方都市』。たとえば東京と大阪に住む男と女が、週末に待ち合わせ、出会う場所。そんな物語を読みながら、大人の世界を想像したりしたものだ。