2004/08/07(土) 大人の勝手な教育論[1]
携帯のメールで無料配信されて広まり、単行本化、そしてこの春には映画化されたある小説。ぼくは読んでいないのだけど、援交がテーマの小説とか。
某大学の社会情報学の教授が『こんなものの配信が簡単に受けられてしまうから携帯電話は危険なんだ』と、声を上げる。まったくなんちゅう短絡的な発想。社会情報学教授が、聞いて呆れる。
ぼくらが子どもの頃にも、PTAかなんかが『子どもに見せたくない番組』などと言っていくつかの番組を挙げたりしていた。子どもにしてみれば『知るか、PTAなんかがそんなこと言うなよ、子どもをなめるな!』という感じ。どうでもよかった。
たしかに多感な子ども時代、強すぎる刺激は傷になったりする可能性はあるだろう。でも、どうしてそんなにも子どもを鳥篭にとじこめようとするのか、『今の子どもは昔の子どもよりずっと子どもだ』と言った学校の先生がいた。たしかにそうだと思う。が、しかし、『それはいけません、これもいけません、ああしなさい、こうしなさい』と言って縛り、子どもに『自分で考える』ことをさせなかったのは、大人たち…。
[明日へ続く]